【前回のあらすじ】
タキネン村で情報を得てフローネルの森の奥へ進み、怪物と1対1での戦闘。
兵士2人が怪物を恐れて王子を見捨てて逃げたため起きた事件です。
しかしその後、新たな仲間「ナルシア」が加わり、共にガミガミ魔王城へと向かってくれることになりました。
すぐ魔王城に進みたいところですが、裏切った兵士を許すことはできません。
ポポロクロイス城へ寄り道です。

目次
兵士としてより人間としてなっとらん
逃げ出した兵士の様子を見に行くため、ギルダの館から一度ポポロクロイス城に戻ります。
フローネルの森には敵が出なくなったようですね。
村の人が「ギルダが森に怪物を住まわせている」と言っていましたから、王子が森を通るのを分かっていて敵を出してきたらただの嫌がらせです。
意外と優しいギルダさんはそんなことをするわけがありません。
でも、タキネン村からポポロクロイス城下町の間は普通に敵が出ます。
お城に戻って門番の兵士に話を聞くと、すでに「ゴン」と「ドン」が戻ってきていることを教えてくれます。
玉座の間に入ると、モーム大臣がドンとゴンを叱っている最中。
- 「王子を見捨てて戦場から逃げ出すとは」
- 「それがお城の兵士のすることか!」
- 「今の若いモンはいったい何を考えておる!」
- 「まだ子供であるピエトロ王子を怪物の前に残して逃げるのは、兵士としてよりも人間としてなっとらん!」
当たり前のことですが、モーム大臣は激怒しています。
そこにピエトロが戻ってきて、大臣は胸をなでおろします。
さらにはピエトロに新しい仲間が出来たことが分かると、モーム大臣は「兵士2人といるよりも、王子とナルシアで行った方が良い」と、役立たずの兵士はお役御免となりました。
その後、ドンは門の前で、ゴンはお城の2階のベランダのようなところで警備を始めめています。
ポポロクロイス城は、そんな頼りない兵士や台所を警備している兵士がいたり、どうしようもありませんね。
ちなみに、僕はこのタイミングで初めて「でなおしランプ」を使用しました。
ギルダの館でセーブして、それからお城で逃げた兵士の件についての話を聞いただけなので、最後に旅の記録を付けたギルダの館にすぐ戻ってくることができました。
敵は強くないのですが、エンカウント率が高いためずっと歩き回るのは少し面倒ですね。そんな時に便利な道具です。
魔力魔防の高いナルシアと山道を登る
寄り道も終わったので、改めてガミガミ魔王城へと向かいます。
ギルダの館の脇道のところを通って抜けていき、その後は山を登っていきます。
そして、前回は新しい仲間の「ナルシア」について魔法の名前と最低限のステータスぐらいしか紹介していなかったので、追加で紹介しておきます。
まずは魔法から
敵1対を攻撃する風の魔法
「ウインドシュート」
味方全体を回復する魔法
「ヒールレイン」
自分を敵の攻撃対象から外す
「ミストスクリーン」
ミストスクリーンはレベル3ぐらいで覚えました。
それに加えて、ナルシアは大魔法という別の技のくくりがあり、最初から「いのちのしずく」という戦闘不能状態を復活させる技を持っています。
ただ、この大魔法には1つ注意点があり、MPを消費しない代わりに次のターン行動できないという制限が付いてきます。
上手に使っていかなければいけませんね。
次にステータスの特徴です。
ナルシアの特徴の1つ目は高い魔防力
この山道に「メイジ」という魔法を使う敵がいるのですが、そのモンスターの魔法で受けるダメージは1と、攻撃魔法をほぼ食らいません。
2つ目の特徴は攻撃力が低く魔力が高い
ナルシアは魔法使いキャラのため、物理攻撃には期待できません。
その代わりに魔力は高く、物理攻撃の代わりにウインドシュートを使って攻撃していきます。MPは多いので、MP切れをそこまで気にしなくても大丈夫です。
ただ、魔法が効かない敵にはどうすることもできません。
「スチームパワー」という敵がこの辺りに出るのですが、その敵は魔法を一切受け付けません。
それだけでなく、魔法で攻撃をするとその魔法を吸収してパワーアップし、一度の攻撃で2回分のダメージを食らうことになってしまう厄介な敵です。
そして、この山道でピエトロとナルシアが1回ずつ戦闘不能(HP0)になってしまいました。
その2回とも、相手との距離を空けているときにダッシュ攻撃を受けてしまい即死でした。
攻撃を食らいたくないからといって、敵との距離を空けるときは要注意です。
ちなみに、戦闘不能になったキャラは戦闘終了と同時にHP1で復活します。
あと、モンスター図鑑を見ていて気になったことがありました。
ここで新しく出てくるモンスターに「ごくらくちょう」という敵がいます。
そのモンスター図鑑のメモを見ると
「すばやい。」
見覚えがありました。
- おおかまきり「うごきがすばやい。」
- おおこうもり「すばやい。」
- ごくらくちょう「すばやい。」
モンスター図鑑の10体目までで、3匹の内容が被っています。
「モンスター図鑑なんて誰も見ないだろう」とでも思っているのでしょうか?
ただ、こうして図鑑を見たときに少し面白いと思ってしまいます。真面目にモンスターの特徴が書いてあるよりも…
錆びついたHP180のナイト「白騎士」
いろんなモンスターと戦いながら山道を登っていくと崖を渡す大きめの橋があり、その先には洞窟の入り口。
中に入ると、なぜか急にエレベーターが出てきます。
スイッチを押すと上に上がり、先に進めます。
エレベーターを上がると工場のようなパイプや金属だらけの場所に。
そこは、ゴミやガラクタが山積みになっています。
「鉄の墓場」と言われる廃品置き場です。
少し先に進むと、ガラクタの山の少し高くなっているところに、さび付いたロボットのようなものが置いてあります。
無視して先に進むと、そのロボットのようなものは後ろからついてきます。
ですが、話しかけることはできません。
そのまま先に進むとまた後ろをくっついてきて、話が自動で進んでいきます。
目の前にいる動かないロボットのようなものを、ナルシアが杖で重い音を響かせながらたたくと、自分で錆を振り払って白い鎧に早変わり。
「拙者の名は白騎士。伝説の剣を求め旅をする騎士」
「旅の途中に迷い込んで、ガミガミ魔王の手下に襲われ剣を奪われてしまった」と情けなさそうに自己紹介をしてくれました。
ゴミ捨て場で拾ったオモチャみたいな剣しか持っていないと言いますが、その剣で機械のモンスターを粉々にするところを見せてくれて、攻撃力の高さがうかがえます。
ピエトロがガミガミ魔王に知恵の王冠を盗まれたことを伝えると、一緒に戦ってくれるということで白騎士が仲間に入りました。
メニュー画面を開いてまず驚くのが、白騎士のステータスです。
- レベル4
- HP 180
- MP 0
HPはピエトロの2倍以上あり、頼れること間違いありません。
しかしその一方でMPは0、魔法は一切使うことができません。
攻撃力と防御力が高く、魔力と魔防力が低い「典型的な戦士タイプのキャラ」です。
覚えている必殺技は、
一発で気力をマックスにする
「きあいため」
敵の攻撃を自分一人に集中させる
「ちょうはつ」
白騎士以外のキャラが気力をマックスにするためには、何回か「気合い」を使わなければいけませんが、白騎士はきあいため1回で済むためお得ですね。
そして、このまま先に進んでも良いのですが、白騎士が仲間に加わったこのタイミングで「あるもの」を取りに行きたいので、一度ポポロクロイス城まで戻ることにします。
おじいさんの重い剣と期待を背負って
ポポロクロイス城に戻る間に、ピエトロとナルシアがそれぞれ1つずつ新しい魔法を覚えたので紹介しておきます。
ピエトロが覚えたのは
「セイントアーク」
敵1体を聖なる雷で攻撃し、マヒにもする神聖魔法。
消費MPは5で、ファイアボールより多くMPを消費しますが、攻撃力は高く状態異常の効果もあるため強力な魔法です。
ナルシアが覚えたのは
「ホーリーバースト」
敵全体を攻撃する聖なる光の神聖魔法。
この段階では唯一の全体攻撃ができる魔法で、攻撃力も高いです。
ただ、消費MPが10と多く、使いどころを見極めていかないとMPが無くなってしまうので注意しないといけませんね。
話は戻ってポポロクロイス城下町。
最初に城下町を探索しているときに、梯子のかかった高い建物の中で「大きくて立派な剣があるけど、重すぎて使い物にならないから持っていくことができない」という、懸垂をする元兵士のおじいさんの剣を紹介しました。
その時は貧弱な兵士とまだ10歳のピエトロしかいませんでしたが、今は力のある白騎士が仲間にいます。
おじいさんは「白騎士ならばその剣を使いこなすことができるかも。大事に使ってくださるなら…」と言って、剣を持ち出す許可をくれました。
というわけで「つわもののつるぎ」をゲットしました。
その剣は白騎士だけが装備することができ、素早さが少し下がる代わりに大幅に攻撃力が上がります。
HPだけでなく攻撃力もピエトロの2倍近くまで上がって、もう怖いものなしです。
おじいさんの期待も背負って、ガミガミ魔王をやっつけに行きます!
この次はガミガミ魔王城の手前、ガミガミが作った街「ガミガミシティ」へと進んでいきます。
Part5へ続く
