【前回のあらすじ】
闇の世界へ行く方法を探しに訪れたカナリシア、ピエトロは魔法の大砲によってゴドリフ鉱山の中へ飛ばされてしまいます。
そこで出会ったナグロさん・ナルシアと共に、ゴドリフ鉱山に巣食う怪物のボス「オークキング」を退治し、鉱山を脱出。
ナグロさんとはゴドリフでお別れになるも白騎士が再び仲間に加わり、闇の世界へと行く新たな方法を探しに旅を続けます。

目次
実験失敗の言い訳もほどほどに
ポポロクロイスへ戻ると城下町に居る兵士が、すでにヤンがお城の方に行っていることを教えてくれます。
ただ、ヤンは王様から頼まれた仕事をしくじったのはどこかの悪ガキのせいだと言いふらしているそうです。
お城に戻るとイベントが始まり、ヤンが門番に「ボキは有名な魔法使いのヤン様だ!」と言い寄っているところでした。
結局、無理やり門番をどかしてお城に入って行ってしまいました。
警備が甘いと言われる所以です。
玉座の間へ行くと、ヤンは魔法の大砲の実験が失敗に終わったことを王様に告げていました。
眠ったままのサニアを救う方法を探すため、ポポロクロイスが多額の寄付をしているようでした。
「ボキの設計も計画もカンペキだったのでございますよ。」
「失敗したのは、あのガキのせいです!」
とヤンは言い訳を王様に伝えていましたが、大砲のサイズも間違っていますし、もしピエトロ1人がブリオニアまで飛べたとしてもどうしようもありません。
さらには、
「大砲の実験に、どこかの小汚いガキを使ってしまった」
という余計な言い訳を付け加えてきました。
国王がブリオニアへ行く別の手段をヤンに聞くと、
「港町パーセラに住むポストフという男が、空飛ぶ機械を研究している」
ピエトロがそれを聞いて急に話に割り込んでいきます。
ヤンが気付いて振り返ると、
「誰かと思ったら、あの小汚いガキじゃないの!」
ヤンはパウロ国王に、ピエトロが研究を台無しにしたと言い張り
「まったく、親の顔が見てみたいわ!」と
本人の前で言ってしまうありがちな展開です。
パウロ国王がピエトロを自分の息子だと伝えると、ヤンは用事を思い出したと言ってお城から飛び出していきます。
玉座の間を出て、白騎士とナルシアに空飛ぶ機械を作っているポストフさんのことを話して、パーセラへ向かうことが決定しました。
その後一度部屋に戻ってお土産を確認すると、カナリシアで購入し宅配を頼んでおいた「ダルマさん・クマのおきもの・まねきねこ」の3つの置物が並んでおり、少しずつ物が増えてきました。
ポポロクロイス城下町の怪しいお店
パーセラへは、南の橋を渡って下の方に進んでいきます。
道なりに進むと、
東「ゴドリフトンネル」
南「港町パーセラ」
の前にも見た看板があります。
今回はパーセラへ向かうため、南へと進み川沿いを進みます。
その先は少し砂浜っぽい場所があったり広くなっていますが、小さな橋を渡って道なりに進めばパーセラの竜の柱が見えてきます。
その道中では、玉乗りをしている象のモンスター「エルファント」が厄介です。
モンスター図鑑に「おこらせるとこわい。」と書いてあるように、戦い方によって行動パターンが大きく変わるモンスターです。
必殺技や魔法だけで攻撃をすれば、エルファントはふしぎなみずという回復技しか使ってきません。
ただ、通常攻撃をしてしまうと「いかりばくはつ」してしまい、高い攻撃力を持つ危険なモンスターへと変貌します。
通常攻撃をしなければ全くダメージを受けることはありませんが、HPが290と高く毎ターン回復をするため一体ずつ倒していかなければいけないので面倒です。
そして、
ゴドリフトンネルに出るどくキノコが落とす「きのこのカケラ」
モノアイが落とす「ブラックルビー」
パーセラまでの間に出るヤドカリンが落とす「おおきなハサミ」
フラッシャーが落とす「タコアシ」
などのアイテムは珍しいアイテムの扱いとなり、通常のお店では売ることが出来ません。
その珍しいアイテムを専門に買い取ってくれるのが、城下町の道具屋の隣にある怪しいお店です。
地下にガミガミシティのロボットがいる建物の眼鏡をかけた人が買い取ってくれます。
先ほど紹介したアイテムの売値は
- きのこのカケラ 500G
- ブラックルビー 2200G
- おおきなハサミ 500G
- タコアシ 500G
その中には回復できるアイテムもありますが、道具屋で買えるようなアイテムの方が圧倒的にコスパが高いので、使用するのはちょっともったいないですね。
回復できるアイテムには、しっかりと味の感想が書いてあります。
ピエトロたちのレベルはハイスピードで上がっています。
ピエトロはレベル20になり、必殺技の「いなずまおとし」を覚えました。
敵全体に雷を落として攻撃する強い攻撃力の技ですが、効果が現れるまで時間がかかります。
調べてみたら、いなずまおとしを使ってから1~8ターンの間に落とすらしいです。
すぐに雷が落ちてきてもらわないと戦闘が終わってしまうため、ボス戦以外ではあまり使わないと思います。
商人と船乗りの港町パーセラ
長い橋を渡ると港町パーセラへ
「商人と船乗りの町」です。
パーセラに入るといきなりホテルが横並びで建っています。
ビンボーな方お断りの最高級ホテル「しおかぜ」
観光客・外国のお客様大歓迎の格安ホテル「サンゴ亭」
ゲームの中ではどうせ回復するだけだから、もちろん安い宿の方が良いです。
しかし、格安ホテルのサンゴ亭は外国のお客さんで満員になっていて泊まれません。
一方、最高級ホテルのしおかぜはガラガラで客は誰もいません。
しおかぜのおばさんは「うちは高い。嫌ならよそに行っても構わない。どうせ他はいっぱいなんだから!」と開き直った強気な態度で、
店主も「この時期、宿屋が空いているなんて奇跡みたいなもの」と、1泊100Gの高値で吹っかけてきます。
ポポロクロイスは10Gで泊まれるので、竜の柱を使って城下町で泊まりました。
パーセラは、ブリオニアを見に訪れた観光客でにぎわっています。
訳の分からない日本語をしゃべる人が多くいました。
パーセラの大きな鍛冶屋「パーセラインダストリー」
ゴドリフの親方が文句を言っていたところです。
最新式の鍛冶屋のシステムになっており、流れ作業でいろんな金属製品を作っています。
ただその分、製品の質は低いらしいです。
工場のような安く作って安く売るスタイルを取っているからでしょう。
トロッコ乗り場では、1個8GでHPを100回復できる「シーフードランチ」が販売されていました。
ゴドリフで売っていたスタミナ弁当と同じですね。
50個買っておきました。
船乗りが住む家の床には、お酒の瓶がたくさん置いてあります。
ただ、ベッド上に人が1人いるだけの閑散とした建物です。
みんなは航海に出ていて、ベッドの上にいる人は寝坊して置いてきぼりにされた哀れな人です。
反省しているようで二度と眠らないと神様に誓ったらしいですが、もう一度話しかけるといびきをかいていました。
置いていかれるべき人間だったのでしょう。
次は道具屋「パーセラ商会」
大した武器は売っていませんが、奥に宝箱が置いてあるのが気になります。
そして、パーセラには露店がたくさん並んでいます。
お金を貯めておくことのできる「ブタちょきんばこ(85G)」をやっと買うことが出来ました。
始めにおみやげ部屋から持ってきていなければ、ここで初めて手にできます。
ブタちょきんばこに貯めたお金を取り出す場合は、貯金箱を割らなければいけません。
割ると無くなってしまうため、その時はまた買いなおす必要があります。
一度に一個しか持つことが出来ず、次に買うことが出来るのは貯金箱を割った時です。
奥の方へ進むと2階建てのバーがありました。
2階は人気のママ目当ての人で席が埋まり、1階にもお客さんが多くいました。
相変わらずポポロクロイスの世界では、真昼間からお酒を飲んでいる人が大量にいます。
そのバーの1階では、ラルフという若い男の人が1人で飲んでいました。
話を聞くと、冒険好きな「パミィ」という恋人がいたが、船で旅に出ていてそれきり行方が分からないようです。
嵐に出くわして海の真ん中で船が沈んだという噂を聞いて、かなり失望していました。
外に出て先に進むと、上にある鍛冶屋へと繋がるエレベーターがあります。
ただ、目を見張るのはそのエレベーターではなくエレベーターの前にいる青年です。
エレベーターが好きすぎて毎日眺めている、危ない感じの人です。
「エレベーターの全体像が見えなくなるため絶対に自分では乗らない」という謎のこだわりを持つエレベーターマニアの気持ちを、僕は理解できませんでした。
露店が並ぶ場所に戻ると、謎の声が聞こえてくる入れない建物があります。
その横では「メンバーズカード(1980G)」という怪しいものを売っている露店がありました。
書いてあるのは「利用期間・限定なし/選ばれたあなたのためのお店…」
怪しすぎますが、売っている以上とりあえず買うしかありません。
そのメンバーズカードを購入すると、謎の声がする建物に入ることが出来ます。
- 使うまで効果が分からない「きみょうなくすり」だけを売っている人
- 武器を売っている人
- アクセサリーを売っている人
- 回復アイテムを売っている人
その中には4人の商人と買い物に来ている老人がいます。
アクセサリーは結構良いものを売っていますが、それ以外の品物は大したものがありません。
そして、よく見ると回復アイテムを売っている商人は先ほどの道具屋の店主です。
その店主の後ろを通って進んでいくと、先ほど見えていた道具屋の宝箱が取れます。
ただ、宝箱を開けると店主が大急ぎで駆けつけてきて、
「その宝箱の中身は自分の裏の顔の証拠だから、取らずに帰って欲しいと交渉してきます」
仕方なく中身は取らずに返すと、宝箱は鍵をかけられて開けられなくなってしまいました。
ドロボー市に戻って道具屋の店主に話しかけると、そのお礼として回復アイテムの品揃えが少し増えていますが大したことはありません。
しかし、まだこれからお世話になるため返しておいた方が良いですね。
ポストフさんの巨大な造船ドック
パーセラの奥へ進んでいくと、海に面した大きな建物「ポストフ造船ドック」があります。
ポポロクロイス城でヤンが言っていた、空飛ぶ船を研究しているポストフさんのところです。
ただ、必要な部品が集まらなくて作業が進んでいないため、造船ドックに船はありませんでした。
「空を飛ぶ船を作る」という夢のような話をしているポストフさんは、パーセラの人から嘘つき呼ばわりされ、あまり良いようには思われていないようです。
階段で2階に上がっていくと、例のごとくお酒の瓶を大量に空けている人がいました。
その人こそ、空飛ぶ機械「フライヤーヨット」を造ろうとしているポストフさんです。
プロペラスクリューという必要な部品が作れず、フライヤーヨットはすでに失敗作扱いをされていました。
パーセラの鍛冶屋の腕が悪く、まともな部品を全然作れないためどうしようもない。帰ってくれと言われてしまいます。
仕方ないので造船ドックから出ようとすると、ナルシアが思い出したようにポストフさんのところへ走っていきます。
後を追うと、ナルシアがプロペラスクリューの製作をゴドリフの鍛冶屋に頼むことを提案していました。
ポストフさんもすでにゴドリフの鍛冶屋に頼んでいたようですが、ゴドリフの親方はパーセラの鍛冶屋を良く思っていないのため、パーセラの人の頼みすら聞いてくれなかったらしいです。
ナグロの命の恩人ということで、ピエトロたちがプロペラスクリューの図面を持ってゴドリフの鍛冶屋に頼みに行くことになりました。
そして、パーセラとゴドリフを行き来できるトロッコを使えるようにしてくれました。
トロッコが無くても竜の柱で簡単に移動できるため必要のないものにも思えてしまいますが、もちろんわざわざトロッコが準備されていることには意味があります。
ですが、まずはゴドリフの鍛冶屋へと向かいプロペラスクリューを頼みに行きます。
Part11へ続く