【前回のあらすじ】
ポポロクロイス城に戻り、見苦しい言い訳をするヤンから聞いた「空飛ぶ機械を研究しているポストフさん」に会いにパーセラへと向かいました。
パーセラでは色々と買い物をしてからポストフさんの造船ドックへと入っていくとそこに船は無く、空を飛ぶ船「フライヤーヨット」に必要な部品のプロペラスクリューが手に入らず困っていました。
そのため、ピエトロたちが代わりにゴドリフの鍛冶屋へとプロペラスクリューの製作を頼みに行くことになりました。

目次
一筋縄では手に入らないスクリュー
ポストフさんのご厚意で使えるようになったパーセラとゴドリフを結ぶトロッコはパーセラの鍛冶屋から乗ることが出来ます。
キーキー音が鳴るトロッコに乗ってゴドリフへと向かう途中に宝箱が見えますが、それはまた後で取りに行きます。
鍛冶屋に行く前にゴドリフの人に話を聞いていると、
- 南の空き地にガラクタの寄せ集めでできている変な建物を見た
- 体が鉄でできている見たこともない怪物が出る
- ヒゲを生やして赤いマスクをつけた変なオヤジが町に出入りしている
という怪しい情報をいろんな人から聞くことが出来ます。
極めつけには「オレ様は何とか魔王」だと言っていたという証言もあり、変なオヤジはあの男で間違いありません。
また、何か良くないことが起こるのでしょう。
ゴドリフの鍛冶屋に入ると、親方が待ち構えています。
プロペラスクリューを作ってもらうようにお願いすると、快く引き受けてくれました。
前にポストフさんが訪ねてきたときは、鉱山に取り残されたナグロさんのことで気が立って断っていたようです。
そのお詫びの意味も含めてすぐに仕事にとりかかってくれました。
ただ、プロペラスクリューを作るのには少し時間がかかるため、翌朝まで一晩待ってほしいということなので、HPもMPもマックスの状態にも関わらず50Gを支払って宿屋に泊まりました。
翌朝、鍛冶屋の人が大慌てで宿屋に飛び込んでくると
「プロペラスクリューは完璧にできたけど、変なヒゲオヤジに盗まれてしまった」
と伝えられ急いで鍛冶屋に向かいました。
鍛冶屋には謎の書き置きがおいてあり、
「まぬけなピエトロ王子へ
おまえの大事なスクリューとやらは、このオレ様が盗んでやったぞ。
返してほしくば、わが新魔王城まで来い!
…ガミガミ魔王」
フライヤーヨット完成までには、まだ時間がかかりそうです。
ガミガミ魔王の新魔王城へと向かうため鍛冶屋から出ようとすると、鍛冶屋の親方もプロペラスクリューを盗んだ犯人探しに付き合うと言って、ハンマーを担いで出てきました。
しかし、白騎士は「悪党退治は拙者たちの仕事だから」と断ってしまいます。
親方は強そうな人だから一緒に冒険出来ればきっと楽しかったと思いますが、非常に残念です。
南の方角から変なヒゲオヤジがゴドリフにやって来るということで、ゴドリフの南の方へと進んでいきます。
ペラッペラな新ガミガミ魔王城
ゴドリフから南東の方角へ進んでいき階段を降りると、聞き覚えのあるガミガミシティの音楽が流れてきます。
そこに出てくるモンスターは、以前ガミガミ魔王城で出てきたモンスターやゴドリフの辺りで出てくるモンスターなどで、そこまで強くはありません。
ただ、エンカウント率は相変わらず高いのでレベルは上がっていきます。
ナルシアはレベルが20になり、味方全員の素早さを上げる補助魔法「スピードウインド」を覚え、
白騎士はレベル18で周囲の敵全てに攻撃する必殺技「かいてんぎり」を覚えました。
白騎士のかいてんぎりは、囲まれた状態などで敵をまとめて倒せる便利な技です。
使用すると気力がゼロになってしまいますが、白騎士はきあいためで一気に気力をマックスにできるので問題ありません。
しかし、かいてんぎりはミスも多くダメージを与えられないときもあるのが欠点です。
そのまま道なりに進んでいくと、ボロボロでペラッペラのカラフルな建物が見えてきます。
中に入るといきなり「ガミガミ魔王の銅像風ベニヤ板」がおいてあります。
最初に訪れたガミガミ魔王城と比べるとだいぶ安っぽくなっていますが、限られた材料でお城を作る方がよっぽど大変なはずです。
少し先に進むと、ガミガミ魔王が待っています。
「プロペラスクリューが欲しければここまで来い」と言って、ささっと逃げて行ってしまいます。
その先には、スイッチを押すとモンスターが落ちてくるガミガミ魔王城にもあった大好きな機械が置いてありました。
前回のガミガミ魔王城では1度の戦闘でスチームパワー5体でしたが、今回は少し強い金色のスチームキング6体にパワーアップしていました。
スチームキングは魔法が効かないモンスターなので、ピエトロと白騎士で倒していきます。
1回の戦闘で6体を倒して264Gもらえるため、お金稼ぎ・経験値稼ぎをするのには良い場所ですね。
「魔法を使うな」の指示を出して自動で戦わせておけば、どんどん溜まっていきます。
そして、新ガミガミ魔王城には入り口が見えない隠し部屋があります。
下に森が広がっているのを一望できる場所から上に上がる階段の脇に入っていける場所があります。
能力を上げるアイテムがいくつかあるので、出来れば取っておきたいですね。
ガミガミ魔王を追いかけると四畳半
さらに先に進んでいくと、再びガミガミ魔王が待っています。
ガミガミ魔王は、プロペラスクリューをピエトロとナルシアがクルージングをするために使うものだと思い込み、嫉妬心からスクリューを盗み出していたようです。
新ガミガミ魔王城は「悪魔の要塞」だとガミガミ魔王は言っていますが、梯子をいくつか上っていくとすぐ最上階にたどり着いてしまいます。
最上階の小屋のようなところに入ると、その中には押し入れ付きの四畳半の和室がありガミガミ魔王が籠っていました。
追い詰められているガミガミ魔王は、ヨットでクルージングをするためのスクリューだと勘違いしてプロペラスクリューを返そうとしません。
しかし、ピエトロたちがブリオニアに行くためにプロペラスクリューが必要、闇の世界へ行って眠りについたままのお母さんの魂を救うために必要だと説明するとガミガミ魔王の態度は急変し、プロペラスクリューを持って行って良いと言い出します。
結局ガミガミ魔王とは戦うことなく、プロペラスクリューを無事に取り返すことが出来ました。
ガミガミ魔王は自分を悪党と言いながらも、やはり悪者になりきれないところがありますね。
プロペラスクリューを取り返して、ゴドリフの鍛冶屋へ報告へ行くと
「取り返せてよかった、フライヤーヨットを完成させてくれよ」
それと「ポストフに今度一緒に仕事がしたいとよろしく伝えておいてくれ」と、良い関係性を保てそうでよかったです。
空飛ぶ船「フライヤーヨット」完成
パーセラのポストフ造船ドックに戻ると、ポストフさんも下に降りてきてプロペラスクリューを待ち構えていました。
出来上がったプロペラスクリューを見せると、フライヤーヨットがつくれると大喜びで早速作業が始まります。
人手が欲しいと言われてピエトロたちも手伝いますが、特に何も操作することなく勝手に船が出来上がっていきます。
そして、海を走り空を駆ける夢の乗り物「フライヤーヨット」が完成しました。
ピエトロたちがいなければフライヤーヨットを完成させられなかったため、フライヤーヨットに乗ってどこへでも連れて行ってくれることになりました。
しかし、そのタイミングでナルシアが
「森の魔女は、森や山で暮らすように定められている。海には出れないから一緒には行けない」
という悲しい事実を打ち明けました。
白騎士との二人旅が始まる残念なお知らせです。
ポストフさんに準備が出来たと声をかければすぐにでもブリオニアへと出発することが出来ますが、このタイミングでやっておきたいことがあるのでまだ行きません。
ナルシアと長く旅をしていたいですからね。
というわけで、次は少し寄り道します。
Part12へ続く