【前回のあらすじ】
流され村では、パミィとカイの協力によってポストフさんたちと無事に合流することが出来ました。
フライヤーヨットを直してくれたポストフさんたちとは別れ、新たにカイを仲間に加えて3人でブリオニアへとやってきました。
闇の世界へ行く方法をブリオニアで探します。

目次
空中都市ブリオニアを探索
ブリオニアに着いて一番最初に目に入るのは、上半分がガラスでできたような謎の球体の構造物です。
入り口のような穴が開いていますが、中に入ることは出来ません。
その謎の構造物はブリオニアの外周に全部で8個置かれていました。
ブリオニアは浮いているので外側はもちろん空ですが、内側には水が張ってあります。
船が都合よく着陸できる構造のつくりの都市になっていました。
ブリオニアの中央の方へ向かうと、そこにはピエトロたちが乗ってきたフライヤーヨットとは別にもう一つ乗り物がありました。
1人乗りの赤と青の派手な色の空を飛ぶ機械です。
ブリオニアに来てから人を見かけませんが、建物はたくさんあって回復アイテムを買える自動販売機のようなものも設置されています。
人がいない代わりに、ピエトロの背丈ほどの不思議なロボットみたいなものがそこら中に置いてありました。
建物を探索していると、謎の声が聞こえてくる家があります。
しかし「何度来ても絶対に扉は開けない。帰れ!」と怒られ、その姿を見ることは出来ませんでした。
ブリオニアの中心にある大きな階段を上った先の大きな扉を開けようとすると、再び謎の声が聞こてきます。
すると、目の前に四天王と名乗る怪しい集団が姿を現しました。
- 東のカウパ
- 北のゾルダン
- 西のドルン
- 南のヤブー
四天王のリーダーはヤブーです。
ヤブーがピエトロたちに話し始めると、ピエトロは幽霊船の船長室で聞こえた声とヤブーの声が同じだということを思い出します。
四天王は氷の魔王に忠誠を誓いし者だと言い残し、貴様らのような虫けらを相手にしている時間はないと4人ともすぐに消えてしまいました
大きな扉の鍵は閉まったままなので入ることは出来ません。
仕方ないので先ほどの謎の声が聞こえる家に行くと、中からは犬のような見た目の男の人が登場してピエトロたちを家の中に入れてくれました。
さっきは怪しい四天王と勘違いされ、ピエトロたちは一度追い返されてしまっていたようです。
ここに住んでいるのは「サボー」
ブリオニアの最後の住人です。
そして、先ほどの四天王がブリオニアへ来た理由は「闇の本」を手に入れるため。
ピエトロたちも探し求めていた、この世界と闇の世界を行き来するために必要な本です。
しかし、生者と死者の区別をなくしてしまうような闇の本は誰も手に出来ないようにブリオニアに封印されており、ブリオニアのコントロールシステムを破壊しない限り封印を破れないという厳重な管理がされていました。
もちろん、ピエトロたちにも闇の本を渡してはくれません。
ブリオニアの制御システムを破壊するということは、ブリオニアという都市を破滅させることになってしまいます。
住人であるサボーさんが、そんなことを許してくれるはずがありません。
サボーさんとブリオニアの歴史
話は変わり、ピエトロたちがブリオニアに対していくつか疑問を持ちます。
巨大な島を浮かせたり危険な闇の本を管理していたり、不思議な事しかない都市ですからね。
サボーさんがブリオニアの歴史を教えてくれることになりました。
今から3000年前、ブリオニアは大地の上に存在する国だった
科学・芸術・文化ともに栄えた素晴らしい国
ある日、王宮の占い師が「恐るべき天変地異が襲い、地上の半分は水没する」と予言し、その占い師の助言で王宮の地下に巨大な力を生みだす不思議な機械「バルの心臓」を作った
その巨大な力で王宮ごと空に逃げ延びたまでは良かったが、バルの心臓は一度動き出すとどのような操作も受け付けず、天空の孤児となってしまった
それに加え、バルの心臓はブリオニアに住む人を不老不死にする力まで持っており、人々は永遠の命を手に入れた
しかし、不老不死と引きかえに自由を失っていたことに気付き、自由を求めて皆ブリオニアを出て行ってしまった
ブリオニアを離れて不老不死の力を失うことになるとしても、皆は自由を選んだ
結局、ブリオニアに残ったのはサボーさんと作業用の機械人間だけ
それ以来、サボーさんはブリオニアにある数多くの本を読んで暮らしていた
学ぶことが好きだったから
それが「空中都市ブリオニア」の誕生の歴史
長いムービーが終わると、サボーさんの家の中で話を聞いている人が1人増えています。
青い鎧を着たガミガミ魔王も、一緒にブリオニアの話を聞いていました。
外にあった派手な空飛ぶ機械も、きっとガミガミさんのものでしょう。
ピエトロたちがガミガミ魔王に気付くと、急いで逃げて行ってしまいました。
ガミガミ魔王がブリオニアに来た理由は分かりません。
サボーさんしかいなかった平和なブリオニアに、四天王・ピエトロたち・ガミガミ魔王が一斉に乗り込んできたのですから、サボーさんはさぞ恐怖を感じていると思われます。
闇の本は四天王の手の中に
そんな時、突然ブリオニアは大きく揺れ、サボーさんが飛び出していってしまいます。
固く閉ざされていた大きな建物の入り口は開いていて、四天王の手によって既にブリオニアのコントロールシステムは破壊されていました。
このままではブリオニアが墜落してしまいますし、闇の本の封印も解かれている状態で現場はパニック状態です。
さらには、待機中になっていた作業用の機械人間「オートマン」が暴れ出し、敵も出るようになっています。
1人でコントロールタワーに向かったサボーさんを心配して追っていくと、そこでは四天王とサボーさんが対峙していました。
もちろんサボーさん1人ではどうすることも出来ずに魔法で攻撃されてしまい、四天王は闇の本を探しに行ってしまいました。
四天王から闇の本を守るため、ピエトロたちは急いで闇の本のある場所へと向かいます。
その道中には本がたくさん並んでいて、これがカナリシアの人が言っていた大図書館なのでしょう。
先に進むといくつかの本が平置きされている場所があり、そこで本を読んでいたのはガミガミ魔王。
熱心に本を読み込んでいました。
ガミガミ魔王はピエトロたちに気付くとまた立ち去ろうとします。
ただ、カイが「オジサン!」と声をかけると立ち止まり、四天王と戦うために力を貸してほしいとガミガミ魔王にお願いすると、何でナルシアがいないのかということを疑問に持ちながらしぶしぶ了承してくれました。
最初はピエトロの敵だったガミガミ魔王が仲間になりました。
まさに、昨日の敵は今日の友ですね。
ガミガミを仲間に加えて先に進むと、四天王のヤブーがガラスのような入れ物を魔法で破り、ちょうど闇の本を手に入れているところでした。
すると他の四天王3人も現れ「魔王様の復活の時だ」と大喜びをしていました。
それに怒ったのはガミガミ魔王
「魔王様は世界で1人、ガミガミ魔王様で十分だ」
四天王に食ってかかりますが、結局逃げられてしまいます。
自由自在に姿を消したり現したリする四天王を追うことは出来ないため、サボーさんのもとへ戻ります。
コントロールルームにいるサボーさんによると、システムの修復は不可能でブリオニアの墜落は避けられません。
フライヤーヨットに乗って脱出することは出来ますが、問題なのはブリオニアが墜落する場所です。
コントロールを失ったブリオニアは「ポポロクロイス」に向かって落ち始めていました。
それを防ぐためには、墜落する前にブリオニアのエンジンである「バルの心臓」を破壊する方法しかありません。
無事に破壊できれば飛行するブリオニアの勢いは落ち、陸地ではなく海の上にブリオニアを落とすことが出来ます。
バルの心臓を破壊すると不老不死の力を失うことになるためサボーさんは少し躊躇しますが、決意を固めてバルの心臓へ向かうための地下に繋がる扉を開けてくれました。
サボーさんはシステムの修復を試みるためコントロールルームに残り、ピエトロたちはガミガミ魔王を加えた4人でバルの心臓を破壊しに向かいます。
地下にはバルの心臓の強力な防衛システムが待ち受けているそうなので、慎重に進みます。
ガミガミ魔王はあまり強くない
仲間が増えて4人パーティになることはとても嬉しいですが、仲間に加わってすぐのガミガミ魔王はめちゃくちゃ弱いです。
武器は「てぶくろ」で他のメンバーの半分ほどの攻撃力しかない上に、魔法も使えず魔防力も低く全く魔法に縁がありません。
この時点で使える必殺技は
「ガミガミミサイル」
弾薬を消費して離れた敵に炎のダメージを与える技ですが、残弾数は1発しかありません。
宿屋などで休めば最大16発まで回復しますが、MPは関係ないのでありがたい水などの回復アイテムは使えません。
ガミガミミサイルの残弾数を回復するためには、宿屋やHP・MPを回復できる光る玉などのところまで戻らないといけないので使い勝手はよくありません。
もちろん、これからの成長や強い武器を装備したりなど大きな伸びしろを持っていますが、ブリオニアの時点では頼りないキャラになってしまいます。
そんな頼りないガミガミ魔王も一緒に、バルの心臓を破壊するため地下へと進んでいきます。
Part17へ続く
