【前回のあらすじ】
北の大地で四天王と氷の魔王を倒し、ピエトロとサニアは寄り道をしながら2人でお城に帰りました。
ポポロクロイス城に戻ると倒したはずの氷の魔王が最後の執念で再び復活してしまいますが、とどめを刺して無事にピエトロたち4人とサニアの戦いは終わりました。

目次
エピローグ「気持ちが落ち着いてから」
部屋で寝ているピエトロをお父さんが起こしにくるところからエピローグが始まります。
お父さんは良い知らせがあると言いながらも勿体ぶって内容は教えてくれず、用意が出来たらワシの寝室まで来いとだけ言って部屋を出ていきました。
父パウロのもとへ行くと
まだボンヤリしているなら、そこらへんでも散歩してくるがいい
そして、本当に気持ちが落ち着いたのなら奥の部屋のドアを開けるのじゃ
と言われたので奥への部屋へ入ろうとすると、
心構えはできておるか?
大事な瞬間になるぞ。ぼけーっとした気持ちではもったいないぞ
何度も確認を重ねてくるため
この部屋に入る前に、これまでに訪れた町や村などを巡っていきます。
ポポロクロイス城・城下町
ピエトロの部屋に戻りおみやげ部屋に入ると、白い村の子供が送ってくれた雪だるまの置物が増えていてお土産がコンプリートとなりました。
ガミガミシティで買った「ペナント」や、永遠の番人の館で買った「ネコさん」
流され村でもらった「ヤシの木」や、値段が高かったブリオニアの形をした「ごうかプラモ」など14個のおみやげ
そして、最初からこの部屋に置いてあるブタのちょきんばこを加えて15個のアイテムが並びました。
玉座の間では、占い師シターが星の動きや風の流れから穏やかな日々を感じ取り
戦いを好まないマッター将軍は平和の訪れを喜んでいました。
会議室の前では、見張りをしながら懲りずに手紙を書く兵士がいます。
いつも節操のない手紙を書いていましたが、今日はピエトロ王子へのお祝いの手紙を書いていました。
これじゃあ叱れませんね。
地下室にいるサボーさんは、ブリオニアに置いてあった水晶球を運び込んでいました。
水晶球はブリオニアの歴史が収められているものですが、これからはポポロクロイスの新しい歴史も刻み込まれていくようです。
そして、サボーさんはもうしばらくポポロクロイスに居てくれるとのことでした。
大広間ではモーム大臣が慌ただしくキョロキョロしています。
今日は大事な日なのにまだ何の用意も出来ていないと怒っていますが、王子の姿に気付くと急におとなしくなって何もなかったかのように振舞い始めました。
なぜか台所をずっと見張っていた兵士は「コック見習い」に転職していました。
まだコックの服が届いていないらしく、鎧を身に付けたままです。
その台所では、今夜のお祝いに向けての準備が始まっていました。
お城にはゴンとドンの姿が無く、今は武者修行の旅に出ているらしいです。
王子を放り出して戦いから逃げたことを後悔し、強くなるまで帰らない修行の旅へ…
そして、ガミガミ魔王はゴドリフの南にあるミニ魔王城にいるという噂をお城の人から聞いたので、後で行ってみようと思います。
ポポロクロイス城下町へ
ポポロクロイスに残っていた雪や氷は解け、城下町にも賑わいが戻っていました。
ピエトロが氷の魔王を倒したということは、城下町の皆にはあまり広められていないようです。
王子がもてはやされ過ぎないようにという、パウロ国王の親心ですね。
道具屋の隣の建物にいるエンジニアロボたちは新しい商売を始めたようです。
お鍋を新品同様に修理してもらって喜んでいる人がいました。
お金を貯めて立派な研究所を作ろうとロボットたちは頑張っているみたいです。
学校の隣に住むカップルも、もう窓を割られてボールを投げ入れられることが無くなったと喜んでいます。
さらには、これから家族が1人増えるということで幸せムードいっぱいです。
学校には新しい先生が来たらしいので中を覗くと、学校の先生をずっと遠くから見ていた男の人が授業をしていました。
ここの2人も今となっては良い雰囲気ですね。
女の先生以外は誰一人として授業を聞いている気配はありませんが、みんな楽しそうなので多分大丈夫です。
そして、フローネルの森に住むナルシアがピエトロに会えなくて寂しがっているという井戸端会議のうわさ話と、港町パーセラに白騎士がいるという兵士からの話も聞いたので、後で忘れずに向かいます。
南の浜辺に住むミサキ一家の方では、いつも通り動物たちが元気に過ごしています。
おじいさんは、竜の玉の力の解放や家族の手伝いなどで少しは王子の役に立てたと満足していました。
ここはいつ来てものんびりしていますね。
タキネン村・ガミガミシティ
川が凍って粉を挽くための水車が止まっていたパン工場ですが、もう氷は解けて今年もタキネン村名物の美味しいパンをたくさん作ってくれています。
もう一つのタキネン村名物「マキ割りスペシャル」も、もちろん見ることが出来ます。
そして、道案内をしてくれる村でイチバンのモノ知り男は、ナルシア・白騎士・ガミガミの居場所を教えてくれました。
森の魔女ナルシアはフローネルの森。
遠くには行ってなさそうです。
白騎士は放浪の騎士。
どこか遠くへ行こうとしてるはずだから、遠くに行ける乗り物がある場所。
ポポロクロイスで聞いた港町パーセラで間違いないでしょう。
ガミガミ魔王は落ち着ける場所にいるだろうという予想をしていました。
ポポロクロイスで聞いた話ではミニガミガミ魔王城が有力だったため、後でそこへ向かいます。
ガミガミシティは、今や観光客がたくさん来る人気の町へと変貌を遂げました。
デパートや高級住宅街はもちろん、扱いの酷いダウンタウンまでも人が増えて賑わっていました。
そして、ガミガミシティー名物のアトラクションショー
最後となる今回は和のテイストとなっていました。
いいロボットたちが、どこかへ行こうとするステキなガミガミ魔王を引き留めている様子から始まり
半端な悪党ぶりに愛想が尽きたとガミガミ魔王は旅立ちを決心します
男一匹、ガミガミ魔王
この世に生まれてから悪党一筋ウン十年
もういっぺん初心に戻って悪党の道をやり直す
第二の人生の始まり
めでたい旅立ちの日、笑って見送ってくれ
そう言って走り去り、ショーは終わり。
言葉遣いも芝居がかっていて、シュールさを増していました。
カナリシア・モンスター村・ゴドリフ
カナリシアの食堂にはドローンとおおかまきりの姿
魔法使いのおじいさんと一緒に住んでいたモンスターが食堂を経営していました。
安くておいしいと大評判です。
人の足元を見るあくどい商売をしていた夫婦は町を追い出されてしまったようです。
まずい料理で高いお金を取っていたのですから当然の報いですね。
ごちゃごちゃとしていたお土産を売ってくれるおじいさんの家はスッキリしていました。
少し留守にしていた間に、長年かけて集めたコレクションと自分が作った作品を全部捨てられてしまい、かなりへこんでいました。
散らかっていたとは言え、大切にしているものを全部捨てられるのは流石に可哀想ですね。
モンスターと暮らしていたおじいさんは、モンスター村へ引っ越したようです。
食堂を経営するモンスターを残して、みんな一緒にカナリシアを出てモンスター村へ…
後で見に行きます。
ブリオニアを目指していたほんのちょっとだけ浮くことのできる魔法を使う人は、常に浮けるようにパワーアップしています。
もちろん、浮く高さはほんのちょっとだけです。
浮きながら自由に移動していました。
ずっと家を覗いていた魔法使いは、なぜか空中浮遊の魔法を教わって浮きながら家の中を覗いています。
小さな窓から覗いているため、ほとんど高さは関係ないと思いますが…
大砲のあるヤンの家に入ると、大砲を覗くように誘導されます。
外でヤンを待っている魔法使いもいるため、また魔法の大砲の実験が始まるみたいです。
大砲の前に立つと中を覗くことができ、下でずっと大砲の調整をしていたヤンが梯子を上ってやってきます。
大砲でブリオニアに行くのを失敗したことと、王様からの資金援助が打ち切りになったことをピエトロのせいにしてかなり怒っています。
大砲の前に立つピエトロを大砲の中に突き落とそうと試みますが、ピエトロは避けてヤンはそのままの勢いで大砲の中へ落ちてしまいました。
すると大砲はそのまま外へ動き出し、村の真ん中へ
魔法使いたちはヤンが実験の場に来ないことに疑問を持ちながらも、ぐずぐずしているとヤンに怒られかねないので実験が開始されます。
大砲に魔法の力を溜め、ヤンは打ち出されました。
魔法使いたちは「ヤンが自分自身を実験台にしたんだろう」と解釈をして、みんな実験は無事に終了したと満足しています。
自業自得ですね。
次はモンスター村
酒場に名誉村民となったカナリシアの魔法使いがいるということで入ってみると、なぜかポポロクロイスの兵士の姿も…
そこに居たのは、修行に出たはずのゴンとドン
モンスター村のモンスターたちと仲良くなっていました。
旅人にモンスターのたくさんいる場所を聞きつけ武者修行代わりに退治をしようと駆けつけたところ、良いモンスターしかいなくて困っていたようです。
悪いモンスターは皆ピエトロが退治しちゃったため、ポポロクロイス周辺にはもう敵が現れないみたいです。
続いてゴドリフの町
ナグロさんの家庭には、生まれたばかりの元気な男の子がいました。
ナグロさんはいつも以上に張り切って鉱山で働いています。
「子供達が尊敬できるような立派なオヤジになるために」と
相変わらずトロッコに乗ることは出来ません。
パーセラでは港の大工事をしているようで、荷物の運搬に全てのトロッコ使ってしまっているみたいです。
ゴドリフの鍛冶屋は質の良い品物を作れるという評判が広まり、遠くからわざわざ注文しに来る人がいるぐらい人気の鍛冶屋になっています。
鍛冶屋の親方は「注文に来た客と会うのが久し振りだから」と照れくさいらしく、なかなか裏から出てきませんでした。
ミニガミガミ魔王城は休憩所としても使われているみたいです。
高い建物のため見晴らしも良く、ミニ魔王城の観光地としての評判は良さげです。
Part30へ続く
