7年目の秋の県大会もいつも通り総合戦力Dで迎えました。
甲子園に1度も出場できていないため、なかなか大きく成長する機会を作れていません。
グラフでもわかるように守備力・機動力には自信があるものの、打撃力には少々不安を抱えています。
それでも、甲子園に出たいという強い思いがあれば必ず道は開けるはずです。
そう信じています。
目次
弱点の打撃力とムード×の相乗効果
初戦の先発は2年生の新里に任せます。
相手は夏の県大会初戦でも戦った、総合戦力Eの金武高校です。
初回に2点を先制し、そこからは両チームがチャンスを活かせず得点の入らない展開が続きますが、8回に2年生篠塚がタイムリーヒットを放ってようやく追加点を奪います。
さらには2年生金村の3ランホームランなどで突き放し、
新里が完封勝利を挙げました。
格下の相手にコールド勝ちを決めきれなかったところは反省点ですが、勝利が第一です。
2回戦の先発も2年生の新里に任せました。
相手は総合戦力Cの格上です。
この試合では先制を許してしまい、徐々に離されていって5回終了時点では0対3のビハインドの展開。
4点ビハインドで迎えた9回の攻撃は代打攻勢を仕掛けますが、
得点を出来ないままゲームセット。
完封負けを喫しました。
打撃力が弱点のチームに、1年生笹山のムード×も影響して貧打となってしまったのでしょう。
甲子園優勝はおろか、甲子園出場の未来も見えてきません。
狙いは全国大会出場の能力の高い野手
今年度は弱点となっている打撃力を求めたスカウトをしたいところでしたが、スカウトに行ける範囲の九州地区には「打撃を重視した育成が盛んな県」はありませんでした。
まずは、一芸に特化した選手育成が盛んな福岡県へ
天性のホームランバッターで巧打力の高い広橋に声をかけ、2度目のスカウトで良好の反応を貰いました。
次は、バランスの良い選手育成が盛んな大分県へ
全体的に能力が高そうな全国大会出場の清水をスカウトし、1度目で良好の反応をいただきます。
その次は、バランスの良い選手育成が盛んな宮崎県へ
ここでも全国大会出場の戦績を持つ小島に声をかけ、1度で良好の反応を貰いました。
まだまだスカウトを続け、バランスの良い選手育成が盛んな沖縄県へ
バランス良く能力が高いであろう棚橋に声をかけ、ここも1度で良好の反応を貰うことが出来ました。
次のスカウトでは投手の獲得を目指し、投手の育成が盛んな長崎県へ
そこまで目立った能力の投手が現れず、全国大会出場の古田に目を惹かれたため声をかけました。
今回もすぐに良好の反応を貰えました。
今度こそ投手を狙い、一芸に特化した選手育成が盛んで7人の投手候補がいる熊本県へ
目立って良い投手は見つかりませんでしたが、変化球の値が高く全国大会出場の反町に声をかけました。
しかし、2度のスカウトをしながらも2度とも「まあまあ」の反応で終わってしまったため、入部してくれるかどうかはまだ分かりません。
今年度スカウトした選手は、総合的に能力の高い野手が5人・変化球が武器の投手が1人です。
野手は5人全員に良好の反応を貰っているので入学式を楽しみに待つとともに、反町の入部も期待しています。
きっと良い特殊能力を持っていると思うので、即戦力での活躍を期待したいです。
能力と成績は必ずしも比例しない
今年度もいつも通り、3人がドラフト指名を受けました。
谷川選手はロッテから3位指名を受けています。
1年目はチャンスAの勝負強さを活かした打撃力を持ち味としていましたが、そこから走力も身に付けて走攻守三拍子揃った活躍を見せてくれました。
能力に対しての成績の物足りなさはありますが、良い選手に育ったと思います。
田村選手は阪神から4位指名を受けました。
俊足巧打の1番バッターとしてチームを引っ張り、アベレージヒッター・盗塁Bの特殊能力も相まって4割を超える打率と二桁盗塁を記録しています。
舩木投手は日本ハムから4位指名を受けました。
スカウトをした選手として恵まれた能力で入部し、特殊能力も多く変化量の高い基礎能力も悪くありませんでしたが、思っていたほどの成績を残すことは出来なかったですね。
あまり曲がらない変化球の構成が良くなかったのでしょうか。
打撃力の高い学年だったため、投手陣がもっとしっかりしてくれれば甲子園の舞台に立つことが出来ていたのかもしれません。
来年度に向けての強化試合
入学式を前に、今年度も練習試合を行います。
相手は夏の決勝で敗れた総合戦力Cの南城高校です。
先発は、ここまであまり投げさせていなかった2年生の三田村に任せました。
この試合はソロホームランで先制を許しますが、こちらも負けじと初回から打線が繋がって逆転します。
同点で迎えた8回裏には、2年生篠塚の特大2ランホームランが飛び出し勝ち越しに成功。
9回のマウンドに上がった2年生の新里はソロホームランを打たれて1点を返されるも、
リードは守り切って勝利しました。
夏の大会では勝てない相手でも、入学式前のこの時期であれば勝利を挙げることが出来ています。
最後に、新2,3年生の主力選手を3人紹介して終わりとさせていただきます。
新3年生となった安村は、打率4割を上回る活躍を見せています。
送球の良くない選手を外野に多く回しているせいか、毎年のように高い打率と走力を武器とする外野手のリードオフマンが出てきてくれています。
新2年生の笹山は欠点だったムード×が消え、守備力も徐々にですが上がってきています。
キャッチャーAを持つ彼は甲子園に出場するために必要となる選手なので、チームを引っ張る活躍を期待したいですね。
新2年生の奥井は先発を任せることの出来る能力に育ってきています。
頼りにしていた新3年生の新里が打たれ続けているため、今のエースは新2年生の奥井となるでしょう。
昨年のスカウトの時にも言ったように、笹山と奥井にはチームを甲子園に導いてくれるバッテリーとして活躍してほしいと思っています。
後は、総合的に能力が高いであろう新入部員の活躍に懸けています。
能力の高い野手が5人もいれば、1年目から活躍してくれる選手が必ずいるはずです。
来年度こそは甲子園の舞台で野球ができますように…
8年目へ
