9年目の秋の県大会は総合戦力Dで迎えています。
投手力が大幅にダウンしてしまい、強みのないチームとなって秋の大会の苦戦が予想されますが、それぞれの選手の意外性に賭けて1つでも多くの勝利を掴み取っていきたいと思います。
目次
意外性のあるチームは意外と悪くない
初戦の先発は調子が絶好調の2年生反町に任せます。
相手は総合戦力Dの金武農業
6回に2年生の棚橋がソロホームランを放って先制し、同じく2年生の小島もソロホームランで続いて2点のリード。
8回に同点に追いつかれてさらに2アウトの満塁のピンチを招きますが、1年生生田目が三振を奪って切り抜け逆転は許しません。
その裏の攻撃で、
2年生の黒瀬が3ランホームランを放って勝ち越しに成功。
最終的に3本のホームランで5点を取り、投手陣も4人全員でのリレーで何とか踏ん張って勝利を挙げました。
2回戦目の先発は1年生の生田目に任せます。
相手は総合戦力Cのうるま商工
この試合でもしっかりと先制点を奪い、1年生上田・2年生小島の2ランホームランなどで得点を挙げて、
継投できっちりと逃げ切って地区大会出場を決めました。
思っていたよりも投手力が安定していますし、思っていたよりも野手陣の調子も良い感じです。
地区大会1回戦の先発は2年生の反町に任せました。
相手は総合戦力Cの大宰府高校
この試合でも2年生の小島が2ランホームランを放って先制し、追いつかれた後にも小島がこの試合2本目のホームランを放って流れを渡しません。
6回には、2年生清水の2点タイムリー2ベースヒットや2年生広橋の3ランホームランなどで大きくリードを広げ、
地区大会1回戦は14安打10得点の猛攻で8回コールド勝ちとなりました。
先発を任せた反町も7回3失点の好投で、意外なほどに強い野球をしています。
春の甲子園出場に大きく関わる地区大会2回戦は、1年生の生田目に先発を任せました。
相手は総合戦力Cの宇佐電工
この試合では先制を許してしまったものの2年生棚橋の2ランホームランで逆転し、打線が繋がって6回表には打者一巡の猛攻で7点を奪います。
危なげなく1年生2人の投手リレーで逃げ切って勝利を挙げました。
苦戦を強いられるだろうと思っていましたが、地区大会は2試合ともコールド勝ちの快勝です。
主に2年生の選手たちが秘めていた力を発揮してくれました。
アピールポイントを持つ選手たち
昨年度は3人のスカウトにとどまってあまり強い選手の獲得を出来ていなかったため、今年は1年目から活躍してくれるような選手の獲得をしたいと思います。
- 走塁と守備力がかなり高そうな塩澤
- 制球力の評価が高い技巧派の中島
- ホームランバッター候補の大浦
- 巧打の能力が高い出口
計6回のスカウトで全国大会出場の戦績を持つ4人に声をかけ、4人ともに良好の反応を貰いました。
7回目のスカウトでは様々な選手が育成されている鹿児島県へ行き、
長打力が高くてチャンスに強い土井をスカウトして良好の反応をいただきました。
目玉選手と言えるような新入生がいるかどうかは入学式の時にならないと分かりませんが、それぞれアピールポイントを持つ選手たちを獲得することが出来ました。
そして、来年度は天才選手・転生選手の入部も期待しています。
チーム初のドラフト1位指名!
今年度もドラフト指名を受けたのはいつも通り3選手でしたが、奥井はチーム初のドラフト1位指名を受けました。
奥井投手は西武からの1位指名を受けています。
基礎能力・特殊能力がともに高く、2年秋から3年夏までの公式戦全イニングを1人で投げ抜いてくれました。
残念ながら最後の夏は好投を見せながら打線の援護に恵まれず初戦敗退に終わってしまいましたが、それでもチームを初の甲子園出場に導いた、正真正銘のエース投手です。
塚原選手は楽天から5位指名を受けました。
プルヒッター・チャンスBの能力に加え、打撃の基礎能力の高さで打率は3割を超えています。
最後の夏は4番を任せましたが、4打数ノーヒットに終わってしまって残念でしたね。
池選手はロッテから6位指名を受けました。
打撃成績は振るいませんでしたが、走力を活かした攻撃と鉄壁の守備でチームに欠かせない選手でした。
初の全国制覇へ春は一気に駆け上る
夏の県大会初戦敗退を挟みましたが、2年連続での春の甲子園出場を決めました。
初戦敗退に終わった昨年度の春を超え、狙うは甲子園優勝です。
初戦の先発は1年生の生田目に任せます。
相手は総合戦力Cの多摩高校
2年生広橋の2ランホームランなどで初回から先制しますが、生田目は2回に打者一巡の猛攻を食らって6点を失い逆転を許してしまいます。
それでも打線は粘り強く追いつき、8回には2年生小島の3ランホームランで勝ち越しに成功。
魔物も味方につけてリードを広げ、
16対8の大勝で初戦突破、甲子園初勝利を記録しました。
最終的には17安打16得点で乱打戦を制しました。
1年生の生田目はちょっと打たれ過ぎですね。
2回戦目は2年生の反町に先発を任せます。
相手は総合戦力Cの上市南高校
この試合も初回に先制点を奪い、2年生黒瀬の特大ソロホームランで追加点を奪います。
終盤には2年生清水の2ランホームランでリードを4点に広げ、
4対0で危なげなく勝利を挙げました。
2年生の反町は完封勝利を記録し、ベスト8進出です。
準々決勝も2年生の反町に先発を任せました。
相手は総合戦力Bの球磨高校
序盤はともに1点を取り合い、5回に2年生の小島がタイムリーヒットを放って勝ち越しをしますが、6回に逆転2ランホームランを食らってしまいます。
1点ビハインドで迎えた9回表の攻撃
代打で起用した1年生小関がソロホームランを放って土壇場で同点に追いつきました。
その後、2年生清水・黒瀬の2人に2ランホームランが飛び出し、魔物の力も借りて打者一巡の猛攻で勝ち越し
そのまま逃げ切ってベスト4進出を決めました。
準決勝は調子が絶好調の1年生の生田目に先発を任せます。
相手は総合戦力Bの鯖江工業
この試合は先制を許してしまいますが、5回に1年生大滝のタイムリーヒットで逆転に成功
その後も追加点を取りながら逃げ切りました。
この勝利によって野球部の評判は初めて「強豪校」へ昇格し、決勝進出です。
全国制覇がかかった春の甲子園決勝
先発はここまで好投を続けてきた2年生の反町に任せます。
相手は総合戦力Bの笠岡東高校
初回に先制点を奪われますが、
2年生小島のホームランで同点に追いつき、6回には2年生清水のタイムリーで勝ち越しに成功。
1点リードで迎えた9回裏
先発の反町が9回のマウンドにも上がり、
きっちりと抑え切って、目標だった初の全国制覇・初優勝を果たしました。
反町は9回1失点の完投勝利、素晴らしいピッチングでした。
十分な戦力が揃っていない状態で秋の大会を迎えて甲子園優勝まで駆け上がり、喜びもひとしおでした。
新3年生となった反町は、150キロ後半の速球を武器に春の甲子園で防御率1.21の好成績を残しています。
打率も.273とバッティングでも結果を残し、チームを引っ張る活躍を見せてくれました。
新3年生の清水は、春の甲子園で打率.565・3本塁打・10打点と大暴れしました。
二桁打点の活躍で信頼度はマックスまで上昇し、きっと最後の夏も攻守に大活躍してくれることでしょう。
初戦敗退に終わった夏の大会で沈黙していた2年生たちが息を吹き返し、みんなの活躍で甲子園優勝の悲願が9年目にして初めて叶いました。
そしてここからは、47都道府県制覇の目標に向けて各都道府県に移動しながら甲子園優勝を目指していきます。
この調子を保って快進撃を続け、テンポ良く甲子園優勝を積み重ねていきたいと思います。
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