13年目の秋の県大会は総合戦力Dで迎えました。
チームを支える絶対的エースはいなくなってしまいましたが、チームの総合力で春の甲子園進出を目指します。
目次
2年生の輿石が新エースに名乗り出るも
秋の県大会初戦は1年生の石崎に先発を任せます。
対戦校は総合戦力Eの高千穂水産でしたが、
石崎は初回から2本のホームランを食らって3点を失う不安定な立ち上がり
ただ、序盤から得点を取り合う乱打戦に持ち込み
2年生藤野の5打数5安打2打点を記録する大活躍もあって初戦を乗り越えました。
初志貫徹第二高校としてスタートしてからの3年半、全ての試合の先発をエースの山本(山本由伸投手の転生)に任せてきたため他の投手の信頼度はそこまで高くありません。
それでも、夏の甲子園出場校としての意地を見せていただきたいです。
秋の県大会2回戦目は、初戦で好リリーフを見せた2年生の輿石に先発を任せました。
相手は総合戦力Dの尾鈴学園
この試合では4回にスクイズを決めて先制点を奪い、
その後も1年生泉谷のソロホームランや、2年生藤野の2ランなどでリードを広げ、
投打が噛み合っての快勝で地区大会進出を決めました。
地区大会1回戦の相手は総合戦力Cの那覇高校
この試合でも藤野がタイムリーヒットを放って先制
1年生中條のダメ押し2ランも飛び出し、
2年生輿石が8回無失点の好投を見せて危なげなく勝利を挙げました。
勝てば春の甲子園進出が決まる地区大会2回戦
相手は総合戦力Cの小倉高校です。
序盤から相手のペースで試合が進みますが、
先発を任せたノリノリの2年生輿石は最小失点で試合を作っていきます。
そして、2点ビハインドで迎えた9回表の攻撃では連打で1点を返し、
なおもノーアウト2,3塁のチャンスが続きます。
しかし、後続はランナーを1人も返すことが出来ずに1点差での惜敗
春の甲子園出場への可否は運次第ということになりました。
強豪校スカウトでチームの弱点を補う
高校の評価は「そこそこ」から「強豪校」へと大きくステップアップしたため、スカウトに行ける範囲は九州地方・四国地方・中国地方へと広がりました。
まずは、バランスの良い選手育成が盛んな徳島へ
全国大会出場の戦績・巧打の光る藤枝に声をかけ、1度のスカウトで良好の反応を貰いました。
さらに、
- 好リードが光るキャッチャー青沼
- 総合力の高さに期待できる平賀
- 平均的に能力が高めの江尻
- 巧打力に長け、プルヒを持つ吉永
この4人からも良好の反応を貰っています。
最後に、一芸に特化した育成が盛んな愛媛を訪れ
走塁の能力に期待でき、その他の能力も良さそうな赤堀をスカウトに行きました。
赤堀の反応は「まあまあ」で終わり、今年度のスカウトはここまで
リードの良い捕手とエース候補の投手、チームの弱点となっている打撃力を補う良いスカウトになりました。
山本はドラフト1位でプロ入りを決める
今年は「強豪校」まで評判が上がったこともあり、4人の選手がドラフト指名を受けました。
夏の甲子園に出場してスカウトの評価を大きく上げ、山本はドラフト1位での指名です。
山本投手はDeNAからドラフト1位指名を受けました。
防御率2.04の好成績を残してチームを甲子園ベスト4まで連れていってくれた紛れもないエースです。
最後まで負け運を消せなかったことは残念ですが、彼の好投がチームを大きく成長させてくれました。
白崎選手は広島から4位指名を受けました。
最後の夏の大会では打率を3割まで上げ、通算12盗塁を記録するリードオフマンとしての活躍を見せました。
寺門選手は広島から5位指名を受けました。
リードの良いキャッチャーとしてはもちろん、打撃や走塁でも勝利に貢献してくれました。
相川選手はヤクルトから5位指名を受けました。
強打のファーストとして、期待に応えるバッティングを見せてくれました。
この学年は6人中4人がプロ入りを決め、残る2人はショップ店員とならずものになりました。
投打が噛み合い接戦を制して全国制覇
秋の地区大会では2回戦敗退となっていましたが、運よく春の甲子園への出場が決まりました。
初戦の相手は総合戦力Bの奈良高校
この試合の先発は1年生の石崎に任せました。
初回に2年生室のタイムリーヒットで先制点を奪い、一度は同点に追いつかれながらも
1年生泉谷のソロホームランで再び勝ち越しに成功して勝利を挙げました。
1年生石崎・2年生輿石の2人の継投で逃げ切り、接戦をものにしました。
総合戦力Cの安芸高校と対戦した2回戦は両チーム合わせて31安打が飛び出す乱打戦を制し、
準々決勝では総合戦力Bの若桜高校相手に2年生の室が勝負を決める満塁ホームランを放って準決勝進出を決めています。
準決勝は1年生の石崎に先発のマウンドを任せました。
対戦相手は総合戦力Aの日光工業
格上相手にビハインドの展開で試合が進んでいきますが、1年生中篠の2ランで同点に追いつきます。
そして、9回裏に1アウト1,3塁のサヨナラのチャンスを作り
中條の三遊間を破るタイムリーヒットでサヨナラ勝ち
この勝利で学校の評価は「名門校」へと上がり、決勝進出を決めました。
決勝の相手は夏の甲子園優勝校の伊方高校(総合戦力B)
先発は2年生の輿石に任せました。
この試合もビハインドの展開で進んでいきますが、8回裏の攻撃で1点差に詰め寄ります。
1点ビハインドで迎えた9回裏の攻撃では甲子園の魔物を発動させ、土壇場で同点に追いつき
2アウト2,3塁のサヨナラのチャンスで1年生泉谷がセーフティーバントを決めました。
準決勝・決勝ではサヨナラ勝ちで勝負を決め、接戦を制して春の甲子園優勝・全国制覇を成し遂げました。
今年度は夏の甲子園ベスト4・春の甲子園優勝、名門校に間違いありません。
最後に、成長した新2,3年生の主力選手の能力を確認して終わりといたします。
新3年生になった輿石は通算26試合に登板し、防御率2.10の好成績を残しています。
秋の大会前の時点では甲子園を目指すチームのエースとして能力に少し物足りなさを感じていましたが、投手力に不安を感じさせない好投を続けてくれました。
新3年生になった天才の室は試合の時にいつも調子が悪くて成績が伸び悩んでいますが、ミートとパワーがともにSに到達し、パワーはマックスまで上昇しました。
最後の夏こそは大暴れしていただきたいです。
新3年生になった藤野は打率が4割を超え、固め打ちをしながら打点もどんどん増えていきます。
なぜかチャンスはEから上がりませんが、良い場面で打ってくれる頼れるバッターです。
新3年生になった船津は春の甲子園でも5盗塁を積み重ね、通算26試合で23盗塁を記録しています。
ミートが育ったこともあって打率は3割を超え、走攻守3拍子揃ったリードオフマンとして活躍を続けます。
新2年生になった泉谷は打撃と走塁を中心に練習を続け、3割打てて盗塁も出来る万能な選手になりました。
これからの活躍が楽しみです。
そして、宮崎県での甲子園優勝を達成したため、47都道府県制覇を目指して来年度は次の都道府県へと進んでいきます。
チームが強くなりすぎないように5年ごとのチームリセットをしていく予定ですが、来年度・再来年度はこの名門校の初志貫徹第二高校で戦っていくため、3年連続での甲子園優勝を狙っていきます。
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