15年目の秋の県大会は総合戦力Cで迎えています。
夏の甲子園で優勝を決めているため、既に熊本県での甲子園優勝は達成済みです。
さらに、来年度からは新しいチームを1から作り直すため今の1,2年生たちを育成する必要もありません。
勝利も育成も必要がないウイニングランという形にはなりますが、春の甲子園3連覇・夏春連覇を成し遂げて初志貫徹第二高校の幕を閉じることが出来るように戦います。
それと、来年度は新しいチームで迎えることになるため新入生スカウトは行いません。
目次
危なげなく春の甲子園出場を決める
秋の県大会初戦の先発は2年生の馬渡に任せます。
相手は総合戦力Dの宇城農業です。
この試合は、初回から相手打線に連打を食らって2点の先制を許してしまいます。
そのまま得点を取れずにビハインドのまま進んでいきましたが、8回に2年生赤堀のタイムリーヒットで追いつき、続く2年生吉永のタイムリーヒットで逆転に成功
あまり余裕のある試合ではありませんでしたが、4対2で勝利しました。
2回戦目の相手は総合戦力Cの合志高校
初回に2年生の津田が3ランホームランを放って先制し、2年生の吉永・青沼にもホームランが飛び出します。
先発を任せた2年生馬渡の好投もあり、7回コールド勝ちとなりました。
地区大会1回戦は絶好調だった2年生のリリーフエース平賀に先発を任せました。
相手は総合戦力Cの首里商業です。
序盤は点の取り合いになりましたが、6回裏に一挙7得点を奪うビックイニングを作って
コールド勝ちで2回戦に駒を進めました。
地区大会2回戦は馬渡を先発のマウンドに送ります。
相手は総合戦力Bの川棚高校
初回から打線が繋がり2点を先制し、
2年生青沼の3ランホームランなどでさらに点差を広げていきます。
そのまま逃げ切り、危なげない勝利で春の甲子園出場を決めました。
2年連続で5人の選手をプロへ送り出す
今年度も5人の選手がドラフト指名を受けています。
石崎投手はロッテからドラフト1位指名を受けました。
2年の春と3年の夏にエースとして先発を務め、チームを春夏連覇に導きました。
本格派投手として総合力の高さを誇りました。
泉谷選手は中日からドラフト1位指名を受けました。
打撃力と走力を兼ね備えた選手としてリードオフマンを務め、長打力がありながらも44試合で26盗塁を決める快足を見せてくれました。
椿選手はDeNAからドラフト1位指名を受けました。
足が一番の武器ですが、3割後半を打てるバッティングもある巧打者です。
泉谷と全く同じ44試合26盗塁を記録し、チャンスメーカーとして活躍しました。
中條選手は広島からドラフト4位指名を受けました。
主に代打として起用していましたが、勝負強いバッティングが持ち味の頼れる選手です。
柴田選手は広島からドラフト5位指名を受けました。
打撃力が高いうえに代打〇を持ち、代打の切り札として活躍してくれました。
馬渡が好投を続けて春の甲子園3連覇
春の甲子園初戦は2年生の馬渡に先発を任せます。
相手は総合戦力Cの館林高校です。
2年生江尻の満塁ホームランなどで打線が爆発し、9回裏にエラーで1点を失いましたが
5本塁打が飛び出し16安打12得点の猛攻で大勝を挙げました。
馬渡は8回を被安打2に抑え、11奪三振を奪う好投を見せています。
総合戦力Cの但馬高校と対戦した2回戦では2年生赤堀のタイムリーヒットで先制し、
エース馬渡を中心とした完封リレーで快勝
総合戦力Bの羽咋西高校と対戦した準々決勝は、打線が18安打14得点の大暴れで大勝を挙げました。
準決勝はノリノリの2年生馬渡が先発です。
相手は総合戦力Bの三好高校
この試合は2年生赤堀の3ランホームランで先制し、2年生青沼にも3ランが飛び出します。
14安打15得点の大量援護を貰った馬渡は二桁三振を奪って完封勝利を挙げました。
そして迎えた、春の甲子園3連覇がかかった決勝戦
相手は総合戦力Aの奈良高校です。
この試合でも2年生の藤枝が2ランホームランを放って先制し、追加点は奪えませんでしたが
先発の馬渡が8回までを無失点に抑え、9回はリリーフエースの2年生平賀が三者凡退に抑えて接戦を制しました。
目標にしていた春の甲子園3連覇・夏春連覇を成し遂げて、初志貫徹第二高校を締めくくりました。
ここでお別れとなる強力な2年生たち
馬渡はエースとしてチームを引っ張り春の甲子園優勝を成し遂げました。
今年の春の甲子園に限れば、5試合全てに先発して防御率0.23の圧倒的な成績を残しています。
平賀は今年の春の甲子園で無失点リリーフを続けました。
先発を任せられる能力もありましたが、威圧感を持つリリーフはやっぱり頼りになりますね。
青沼は春の甲子園で打率4割超え・4本塁打・3盗塁とバランス良く結果を残し、打てて走れて守れるキャッチャーとして活躍しました。
藤枝はもう少しで打率4割というところまで状態を上げてきました。
三拍子揃ったセカンドとして、安定感のある活躍を続けてくれた選手です。
赤堀は基礎能力が全てB以上に育ち、3年の夏まで育てればオールAは間違いないでしょう。
堅い守備と異次元の出塁率でチームの中心選手となってくれました。
そして、この5年間を戦ってきた「初志貫徹第二高校」とはお別れです。
16年度目からは「初志貫徹第三高校」として、また新しくチームを作り直します。
47都道府県制覇まではまだまだ長い道のりになると思いますが、お付き合いいただければ幸いです。
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