19年目の秋の県大会は総合戦力Dで迎えました。
甲子園準優勝では次の都道府県に進むことが出来ないため、春の甲子園で必ず優勝して4年目となる長崎での長い戦いを今年度で終わらせます。
目次
秋の大会では向かうところ敵なし
秋の県大会初戦の相手は総合戦力Eのいさはや電工
この試合の先発は2年生の野澤に任せ
しっかりと力の差を見せつけて、18安打12得点の猛攻で6回コールド勝ちとなりました。
2回戦目は調子が絶好調の2年生遠藤に先発を任せてみました。
相手は総合戦力Dの平戸高校
この試合も2年生の幕田のソロホームランや武石の代打2ランなどで8回コールド勝ちとなっています。
リリーフエースとして起用してきた遠藤は、調子が良ければ先発を任せて良さそうです。
地区大会初戦は2年生の野澤に先発を任せました。
相手は総合戦力Cの堀切北高校です。
この試合は4点リードの状態から7回に魔物を発動して
21対0での圧勝でコールド勝ちを決めています。
地区大会2回戦の相手は総合戦力Cの大牟田高校
先発を任せた2年生の遠藤はソロホームランで初回に失点
序盤は点を取り合う展開となりましたが、1年生勝山の2ランホームランで勝ち越しに成功
そのまま打線はリードを広げ、8対2での快勝となりました。
この勝利で学校の評判は「名門校」に上がり、春の甲子園進出を決めています。
全国大会優勝投手と準優勝捕手を獲得
今年度は名門校としてスカウトの時期を迎えたため、有望な選手を全国へ探しに行くことが出来ます。
そして、5年縛りルールに基づき来年度を終えたタイミングでチームをリセットすることになるため、即戦力の選手を狙います。
まずは、投手の育成が盛んな愛知県へ
ノビのある直球が持ち味の全国大会出場投手飯山に声をかけましたが、反応は良くありませんでした。
次は、バランスの良い選手育成が盛んな宮崎県へ
長打力に期待できる全国大会準優勝の野原に声をかけ、良好の反応を貰いました。
最後は、バランスの良い選手育成が盛んな山口県へ
総合力の高さに期待できる全国大会優勝投手の瀬戸に声をかけ、2度のスカウトで良好の反応を貰っています。
あまり強い選手を見つけられず名門校のアドバンテージを活かしきれませんでしたが、全国大会優勝投手を取れただけでも大きな収穫だと思います。
来年度でチームは1度リセットとなるため、即戦力で活躍できる選手の入部を期待しています。
転生選手の2人をプロへと送り出す
今年度は名門校へと評価を上げたこともあり、5人の選手がドラフト指名を受けています。
山﨑選手はオリックスから1位指名を受けました。
転生プロとして入部した初年度は持ち味の走力を活かした代走起用がメインでしたが、スタメン起用を始めてからは一気にバッティングの調子が上がり打率4割の大活躍。
通算20盗塁を決める走力もあり、内外野守れるユーティリティープレイヤーとしても重宝しました。
松橋投手は広島から1位指名を受けました。
主に先発投手として、防御率2点台の好成績でチームを引っ張ってくれた好投手です。
米倉投手は中日から2位指名を受けました。
重い球とジャイロボールを持ち合わせるストレートを武器に防御率1点台の好成績を残し、先発・リリーフ両方で活躍してくれました。
小杉選手は西武から2位指名を受けました。
勝負強い打撃を武器に4番に座り、チームを救うバッティングを何度も見せてくれました。
ホームランの本数こそ伸びませんでしたが、それでも十分な活躍です。
大塚選手は中日から3位指名を受けました。
転生OBとしてアピールポイントだった打撃力と走力を伸ばし続け、しっかりと育ってくれました。
成績に少し物足りなさはありますが、それでも安定感のある活躍を続けてくれています。
負けていても諦めず最後まで粘り強く
春の甲子園初戦の相手は総合戦力Cの竹生島高校
先発を任せた2年生の遠藤は初回に2点を失いますが、4回に打線が繋がって逆転に成功します。
そのまま逃げ切り、1点差の接戦を制して初戦を突破しました。
初戦から厳しい戦いになりましたが、
遠藤の完投勝利は大きな自信に繋がりました。
総合戦力Cの宇佐高校と対戦した2回戦目は
先発の2年生遠藤と打線がしっかりと噛み合って5対3での勝利
総合戦力Cの羽曳野中央高校と対戦した準々決勝は
2年生五十嵐の2ランホームランや、代打武石の特大2ランなどで11対3での快勝を挙げました。
これでベスト4進出となり、甲子園優勝に向けて順調に勝ち進んでいます。
準決勝の相手は総合戦力Cの習志野高校
先発を任せた2年生の野澤は先制を許してしまいますが
2年生石倉の3ランホームランで逆転に成功します。
そのまま打線が勢いで押し切り、この試合も二桁得点で勝利を決めました。
こうして辿り着いた春の甲子園決勝の舞台
相手は総合戦力Aの大隅高校
夏の悔しさを晴らすためにも、ここで敗れるわけにはいきません。
この試合は1年生巽の3ランホームランで先制しますが、
先発の2年生野澤が満塁ホームランを食らうなどで逆転を許してしまいます。
その後は巽の2点タイムリーで試合を振り出しに戻しますが、再び2ランホームランを浴びて勝ち越しを許します。
2点ビハインドで迎えた9回表の攻撃
この回先頭の巽がソロホームランを放って1点差に詰め寄り、さらに1アウト1,3塁のチャンスでスクイズを決め、土壇場で同点に追いつき延長へ突入します。
延長11回の攻撃ではエラーの間に勝ち越し点を奪い、
さらに、転がせの効果でボールが外野を転々とする間にリードを広げていきます。
11回裏は1点を失いながらもきっちりとリードを守り切り、
延長までもつれた死闘を制して「初志貫徹第三高校」初の甲子園優勝を成し遂げました。
最後まで粘り強く戦うことが大切ですね。
最後に、春の甲子園で活躍した選手を紹介して終わりとさせていただきます。
新3年生の五十嵐はキャッチャーAを身に付けた正捕手として守備の要でありながらも、
春の甲子園では打率4割を超えるなど攻撃面でも欠かせない存在となっています。
新3年生の石倉は天才選手としてようやく目覚めてくれました。
春の甲子園では打率4割超えの活躍を見せ、ショートの守備も一流です。
身に付けている特殊能力もどんどん増えています。
新2年生の宮川には春の甲子園前にアーチストの本をプレゼントし、三塁手ながら守備職人とキャッチャーBを持つ器用さも兼ね備えています。
来年度は強振を積極的に使ってホームランを量産していきたいですね。
新2年生の巽は春の甲子園で大暴れし、決勝戦では彼のおかげで勝てたと言っても過言ではありません。
アベレージヒッター・チャンスメーカー持ちの巧打者として3番起用がハマり、盗塁も出来る万能さが武器です。
来年度は佐賀県での甲子園優勝を目指して戦っていくことになります。
春夏連覇を成し遂げ、初志貫徹第三高校の幕を閉じたいと思っています。
20年目へ
