22年目の秋の県大会は総合戦力Cで迎えました。
総合戦力Eで秋の大会を迎えた昨年と比べると大幅に強くなっているため、甲子園優勝を目指して戦います。
目次
投手の安定感と野手の勢いで甲子園へ
秋の県大会初戦は総合戦力Dの太良高校との対戦
1年生熊倉の2ランホームランなどで初回に3点を先制し、7回コールド勝利の良い滑り出し。
県大会2回戦は総合戦力Dの多久農業との試合
2年生金川の先頭打者ホームランなどでリードを作り、1,2年生投手全員での継投で逃げ切っています。
秋の地区大会初戦の相手は総合戦力Cの別府高校
この試合は打線の繋がりが良く、10安打8得点で7回サヨナラコールド勝利を挙げました。
ここまで1年生芝崎の好投が良く目立っています。
春の甲子園出場がかかる地区大会2回戦の相手は総合戦力Cの高千穂北高校
先発を任せた2年生の日比野が先制を許すも
打線は5回に2点を取って同点に追いつき、6回には2本の2ランホームランが飛び出すなどで勝ち越しに成功してリードを広げます。
さらに、7回には1年生古山にも3ランホームランが飛び出してサヨナラコールド勝ちとなりました。
投打ともに安定感があり、順調に勝ち進んで春の甲子園進出を決めています。
強力な野手陣を加えてさらなる飛躍を
今年度は学校の評価が「強豪校」となっているため、九州地区に加えて四国地区と中国地区にもスカウトの範囲が広がっています。
最初は投手の育成が盛んな広島県へと向かい
都道府県大会ベスト4ながらも球速や変化球に期待できる村越をスカウトして良好の反応を貰いました。
さらに、
- 能力のバランスが良さそうな半田
- 守備・走塁能力に期待できる中津川
- 打撃力と走力の高さに期待の森
- 秀でた巧打力が目立つ山上
4人の野手にもそれぞれ良好の反応を貰っています。
最後は投手の育成が盛んな香川県へ行き
全国大会出場で逃げ球を持っているであろう荒川に良好の反応を貰って今年度のスカウトは終了です。
強豪校まで学校の評価が上がっていますし、特に野手は強い選手をスカウト出来ていると思うので来年度の新入生にも期待できますね。
栄冠ナインは俊足の外野手に落ち着く
今年度は4人の選手が指名を受けてプロ入りを決めました。
沖はDeNAから2位指名を受けました。
打率3割後半で二桁盗塁を記録するなどリードオフマンとして打線の軸となってくれた選手です。
公式戦に限れば打率は4割を超え、勝負所でも力を発揮してくれました。
木谷はソフトバンクから3位指名を受けました。
沖と並んで俊足の外野手として上位打線を打っていた選手です。
打率は3割を超えて安定感のある活躍を見せてくれました。
馬場は広島から4位指名を受けています。
思っていたほどの成績を残すことは出来ませんでしたが、速球派の投手として力で押すピッチングを見せてくれました。
森谷はヤクルトから4位指名を受けました。
リリーフとして投げているためイニング数が少ない分防御率は良くありませんが、リリーフエースとして期待通りの活躍を見せてくれたと思います。
ピンチの場面で仕事の出来る好投手でした。
打線の爆発力があれば何も怖くない
そして迎えた春の甲子園
初戦の相手は総合戦力Cの伊丹中央高校です。
先発を任せた2年生の日比野は初回に2点を先制されるも、2回に3点を取ってすぐさま逆転に成功。
さらに2年生西方のソロホームランや魔物の力を借りてリードを大きく広げ
10点差を付けて勝利を挙げる好スタートを切りました。
2回戦の相手は総合戦力Cの男鹿高校
この試合は2年生西方の2ランホームランで初回から先制して大きくリードを作ったものの、
先発を任せた1年生の芝崎が3ランホームランを打たれるなどで逆転を許してしまいます。
それでも、2点ビハインドで迎えた9回裏の攻撃はお祭り男を発動させ
2年生塚越の同点2ランホームランで試合を振り出しに戻します。
10回には西方がタイムリーヒットを放ってサヨナラ勝利を挙げました。
初戦に続いて2年生西方の活躍が目立っています。
こうして両チーム合わせて33安打が飛び出す乱打戦を制しました。
準々決勝は2年生の日比野に先発を任せました。
相手は総合戦力Aの有田高校でしたが、
初回に2年生の塚越が3ランホームランを放って先制に成功します。
その後も得点を積み重ねて二桁得点での快勝となりました。
2年生塚越の2本のホームランと1年生熊倉のホームランで3本塁打を記録しています。
準決勝の相手は総合戦力Bの与謝野北高校
先発の2年生日比野は初回に1点を先制されるも、すぐさま逆転をして流れを渡さず。
その後は1度逆転を許したものの、7回に5対5の同点にして試合は振り出しに
8回には代打の2年生駒田が勝ち越しのタイムリーヒットを放ち
そのリードを広げて決勝進出を決めました。
この勝利で学校の評価は「名門校」に上がっています。
ただ、2本の2ランホームランを打たれた2年生の日比野には1発が付いてしまいました。
というわけで、決勝は1年生芝崎に先発のマウンドを任せることになりました。
相手は総合戦力Aの館山中央高校
この試合は2年生金川の先頭打者ホームランで先制するも、序盤は点の取り合いとなります。
中盤に入って試合がようやく落ち着き、8回にはリードを3点に広げる金川の大きな2ランホームランが飛び出しました。
3点リードで迎えた9回表は継投できっちりと逃げ切り
佐賀県での甲子園優勝を達成しました!
「初志貫徹第四高校」としては今年度で3年目となっているため、4,5,6年目にも甲子園優勝の実績を作って一気に歩みを進めて行きたいところです。
新3年生の日比野は春の甲子園で力投を見せてくれました。
一発こそついてしまったものの、変化球も育って弱点はどんどん減ってきています。
新2年生の芝崎は引退まで1年以上の時間を残しながらも特殊能力に恵まれかなり能力が高くなっています。
ここからは成績が付いてくるように変化球を伸ばして緩急も武器に戦っていきたいです。
新3年生の金川は春の甲子園で2本塁打を放つ大活躍を見せました。
二桁盗塁を記録するリードオフマンとしても、守備の巧いセカンドとしてもチームに必要な選手です。
新3年生の西方は春の甲子園でも好調が続いて打率は4割に迫る勢いを見せています。
ホームランを打てて複数ポジションを守れる欠かせない選手ですね。
新3年生の塚越は打率は低いながらもチームトップの21打点を記録しています。
春の甲子園では10打点を記録する活躍で、☆の数は400を超えて留まるところを知りません。
新2年生の熊倉は甲子園出場祝いの広角砲を身に付けて走攻守三拍子揃った選手に育っています。
ずっと4番を打っていることもあり1年間で18打点を記録、長距離砲としてさらなる打撃力アップにも期待がかかります。
23年目へ
